『GoogleがAOLと提携』のメリットって何よ?
暫く日記を書いてない間に色々と大きなニュースが。。。
Yahoo!Japanとソフトバンクの動画の共同出資での提携など。。
でも、それよりも海の向こうのこっちが気になった訳です。
『米グーグル、AOL株5%取得・資本業務提携で合意』
http://it.nikkei.co.jp/business/news/b..
今まで、『google』は検索分野で主に有名で、ポータルとしての機能は殆どないと言ってもいいものだったと思う。
なのだけれど、その弱点を補うかのような『AOL』との業務提携。
当然、これに戦々恐々としているのは『Yahoo!Inc』と『MSN』なんだよね。
今までは検索は『google』でポータルでは『Yahoo!Inc』や
『MSN』という住み分けが出来ていたのに、『google』が一気にポータルやコンテンツの領域に踏み込んできたような印象。
どんだけ凄いかと言うと
調査会社の米comScore Networksのデータによれば、
『AOL』と『Google』の提携で月間訪問ユーザー数は約2億人
『Yahoo!Inc』は月間で1億2000万人強
訪問ユーザーは約2倍に格差が広がる。
検索エンジン分野ではGoogle・AOL連合で50%弱という半数近いシェアを獲得することになり、複数の分野で業界トップに踊り出る。
これで『google』がネットでの覇権を握るのか!!とその前にちょっと立ち止まって考えてみる。
『google』の中核っていうのは誰もが知っている通り、検索エンジンなのだけれど特定一社との提携をする事により検索の中立性って保てるのだろうかと思ってしまう。
提携先である『AOL』は大手メディアである『Time Warner』と合併した企業だし、提携した先に有利な検索になってしまうのではと下衆な勘ぐりをしてしまう。。。
検索って無料で利用できて、尚且つ自分が知りたい情報にたどり着くのが基本であり最も重要な事。
この理念を守るためには『中立性』って十分条件じゃなくて
必要条件だと思うわけですよ。
そう考えると、逆にこの戦略は危険かもって思ってしまう訳です。
特定のメディアと組むメリット、うーん今年何度も聞いたセリフのような・・・